今日はそんな疑問にお答えします!
クリーニングとしみぬきは違います!
実はクリーニングとしみぬき、衣類をきれいにする仕事という意味では同じですが、工程は別物と言ってよいほど違う仕事なんです!
ざっくり言えばクリーニングは全体的にきれいにすることに対し、染み抜きは部分的についてしまった頑固な汚れを除去することです!
それには特殊な技術と機材、薬品が必要になるんです!
そのため、シミがある場合クリーニング料金にしみぬき料金が加算されるんです!
当店では染み抜きに力を入れており、今現在でも日本しみぬき研究会で学んでます。
この記事では当店での事例を紹介しつつ染み抜きに関して解説させていただきます!
よろしかったらご覧ください!
クリーニングとしみぬきの違いとは?
しみぬきは部分的についてしまったシミを除去する作業です。
作業はこの機械の上で行います!
そうなんです!
クリーニングは大きな洗濯機も使いますが、染み抜きはここでするんです!
業界では染み抜き機とか染み抜き台とか言われています。
画像を見てお分かりになると思いますが、ドライヤーの下の丸い部分見えますよね。
シミのついた箇所をそこへ乗せ上から超音波の霧でシミを洗い出し、下へ吸引します!
事例をもとに解説
実際に当店で行った事例を3つ紹介しますね♪
どれも洗っただけでは基本的に落ちないシミです!
クリーニングに出したけど「落ちない」って言われたことありませんか?
インク
当店でもご相談の多いインク!
うっかり服に線を引いてしまったものからペン先が出ていたのに気づかなかった事例まで多いですね~…。
実はこれ、クリーニング店でも洗っただけでは落ちません!
ただ、しみぬきをちゃんとやれば8割以上は落ちるんです!
*このケースでしみぬき料金は3,000円(税込)でした。
黄色いシミ
黄色や茶色のシミってなったことありませんか?
原因は様々で、仕舞う時には気付かなかったもの、食べものの色素がついてしまったもの、何かが酸化して変色したものなど本当に色々あるんです!
このケースはお食事。
食事には油分、たんぱく質など様々なもので出来ています。特に油分はシミの上に油の膜を張ってしまうので、普通のお洗濯ではその油分が水をはじいてしまい汚れが残ってしまうケースが多いんです!
「醤油のシミくらい簡単だろ?」って思われがちですが、そこにはお刺身のおいしい脂が混ざってますから簡単には落ちず、難しいケースもあるんですよ~。
*このケースでしみぬき料金は2,000円(税込)でした。
色移り
最後に色移りの事例です。
洗濯したら白い服に他の服の色が染まっちゃったって事ありませんか?
実は色移りも除去出来る可能性はあるんです!
ところが染料を溶かすしみぬきになるので地色のある洋服は服の色まで落としてしまうので不可能です!
白い服なら処置出来ますが、完全除去が難しく多少残ってしまう場合もあるんです。
*このケースでしみぬき料金は3,000円(税込)でした。
しみぬき料金は?
しみぬき料金はシミの種類や範囲、さらに繊維や染めなどあらゆる要素で決まります。
落ちにくい上記のようなシミは小さくても作業時間が多くなりますので料金は上がり、繊維もデリケートな素材、例えばシルクなどは高額になります。
*お見積りは無料ですので安心してください!
落ちないことは当然ありますが…。
いえいえ、そんな事はありません!
実際に落ちないシミもあります!
先ほどインクの事例でもお伝えした通り一旦洗ってしまうと落ちにくくなったり、墨のように薄くするのが精一杯ってシミもあるんです!
あと、なんでもそうですが早めの処置が良いです!
あまりにも時間が経ったシミは繊維を傷めていたり虫に食われて弱くなっていることもあり染み抜き自体が出来ないこともあるんです!
くどいようですが、早めの処置が良いです!
まとめ:クリーニングとしみぬきの違いとは?
クリーニングとしみぬきの違い、お分かりいただけたでしょうか?
ざっくり言えば、
- クリーニングは全体的にきれいにする
- しみぬきは部分的にきれいにする
こんなところでしょうか?
大切なお洋服だったら早めに依頼することも大切ですね~!
☆当店の染み抜き事例はこちらを参考になさってください!